WantからCareの時代へ

 カンヌ国際映画祭でこれからは「WantではなくCareの時代」というメッセージが発信された。らしい(近所のおじさんが言ってた)。言い得て妙である。私の祖父は田舎の小学校で成績が一番良かったらしいが、当時は成績順?で徴兵され、生還したものの成績の悪かった同級生が小学校や役場に勤務しており、祖父はそのまま家業の農業と林業に就くしかなかった。「時代が悪かった」と。悪かったのは戦争に突き進んだ時の為政者だと思うが。時は流れ、医学部入学の男女差別などがニュースとなることはあるものの、自身の「Want」を追求できる時代になってきた。しかし、そんな時代は長くは続かなかったように思うし、その象徴が表題の「Careの時代」であろうか。

 遅かれ早かれ人間は、20歳を超えると「Want(自我、エゴ)」から「Care(慈悲)」へ移行せざる得ない局面を迎えるもので、そのきっかけは結婚だったり、出産だったり、病気のようなライフイベントかもしれない。ただ、前者だけではわがままであり、後者だけでは偽善になるきらいもあり、両者を並行して行いかつ、幸福感を得るような生き方にあこがれを感じる今日この頃である。

2年ぶりの県外移動

 コロナウイルスの蔓延で、年4-5回参加していた学会が一気にWeb開催となり、唯一と言える行楽を失った私。海外はもちろん、実家にも帰ってないので、2年以上県外に出ていない( ;∀;)。厳密には、県境の山小屋にパンを買いに行ったことはあるが、お店の駐車場で「自粛警察」と呼ばれるオバサンに車窓越しにガンつけされる始末。。。     医療系夫婦で、インドアな妻を持つ我が家はすっかりステイホームに適応してしまいました(笑)。深夜、皆が寝静まってから、ひとり国際学会の発表スライドに下手糞な英語を録音したのも、悲しい思い出だぜ。国際学会なんて、現地行ってなんぼなのに、演題出す意味なくなった今日この頃。。。ようやく最近はハイブリッド開催も行われてるけど、現地行ったとして、帰国後の2週間隔離(今は10日?)なんてやってられるか~~!!

 しかし、公明党が確保したワクチンの効果で第5波が収束し、4回目の緊急事態が終わった2021/9/30。2年ぶりに県外移動を計画(^^♪。スマートフォンをめくってみると、約15年ぶりに会えそうな友人を3人も発見(@_@)、A氏、B氏、C氏!!。元々、人と会うのがわりと好きな自分は、思い立ったが吉日、一人でレッツゴー( ^^) _U~~(実は話し相手に若者を同乗させたが、現地では最後まで別行動(笑))。

 C氏は実は1-2回しか会ったことのない方。そのご夫婦とその後、年賀状だけのお付き合いだったのだけど、なんと16年ぶりに再会wa-o!!。当時4歳だったお子様も、大 学生に☆彡。年賀状、侮るべからずやね~~。

 テレワークやSNSが発達しても、オフラインのつながりは大切ですね☆行楽シーズンを楽しむぞ~(#^.^#)

24時間戦えません

 コロナウイルスの世界大流行から2年が経とうとしているが、世間(日本)は大きく変わってしまいました。世界の死者2.2億人、死亡者455万人。WHOは、ワクチン供給の不平等を非難しました。未曽有の危機の中、持てる者と持たざる者の格差は増大しているとの報道をよく耳にするのですが、自分自身はどちらだろう??。亡くなられた方のご冥福をお祈りしつつ、感染し、また後遺症で苦しんでおられる方の早期回復、経済的に困窮する人々、つながりを失った人々のために日々、何かできることを模索し実践する毎日です。一方で、コロナで得た教訓、時間、進歩は私にとっても社会にとっても大きなものでした。諸手を挙げて万歳ではなく、皆で共有できることは多いのではないでしょうか。「馬鹿、古臭い」と言われるかもしれないですが、家族(との時間)と自分(の健康)を社会のために奉納してきた10数年が終わり、何のために生きていくのかを真剣に考えるようになりました(考える余裕ができた)。

 就職氷河期世代の私は、コロナ前はまだ「スポ魂」や「リゲインのCM」に代表される「根性論」を引きずっていました(バブル期は小学生だったので、しつけに厳しかった父親の影響が大きかったのでしょう)(笑)。氷河期世代の後にはいわゆるゆとり世代が続くわけですが、彼らに「根性論」を押し付けるつもりはなく、自分的には「自分には厳しく、他人にはやさしく」を実践していたつもりでした。でも、そんなストイックな生活も2020年でお別れとなりました!!。30代で、労働組合長、園の父母会長、マンション理事長など強制的ボランティアをコンプリート。。。「女子トイレが和式しかない。汚い。」「更衣室にクーラーがない」「子供を預ける時間帯を延長してほしい」「災害備蓄コンテナの整備(保存水の備蓄とか)」などなど、ジェンダー、教育、環境などの諸問題を社会で、地域で肌で感じながら、いい勉強にはなりましたが、まー自分と家庭のことはほったらかし(笑)(;^_^A。

 職場から家が近いことから、365日、夜間・休日呼び出しに据えられたことを異常だとは当初思っていませんでした。。。365日、常に着信が来ていないか、数分おきに携帯を気にする生活。どんなに疲れていても着信音をMaxにして床に就く。。。徐々に電話のコールが空耳で聞こえるようになり、常に眠りが浅い状態であったことに、最近、気づいたのです。。。先輩から後輩に、順々と降りていくはずの役割を、後輩に引き継げないのも、氷河期世代の共通の悩みでしょうか(仕事が減らない、板挟み状態。よく言えば社会の黄金柱です)。癌家系なので、残りの人生はわかりませんが、24時間働いて寿命が縮まないように!ひろゆき氏の「1%の努力」が心に染み渡る今日この頃です。

 

29年の時を超えて、東京2020に沸いた鳥取☆彡

 コロナ禍で開催された2020東京オリンピック。賛否はありましたが、パラリンピックも含めて感動をたくさんいただきました。嬉しかったのは、鳥取県沖縄県に初の金メダリストが誕生したこと。今回で、47都道府県全てに金メダリストが生まれたんだって!!(小さく報じられていましたが、知ってました!?)。

 1992年に鳥取県船岡町の森下広一選手(旭化成)が、モンジュイックの丘での日韓対決に競り負けてから29年。入江聖奈選手が鳥取県民悲願の(?)金メダルおめでとう~~~( ;∀;)~~~!!!

 慌ててググったら、森下選手の銀メダルに鳥取中が沸いて以来、銀メダル以上のメダル獲得はやっぱり無かった。。。三ない県には金メダルは無かったようです(笑)。

 入江選手、なんでもカエル関連企業への就職を希望しているとか。。。素朴で純粋な人柄が鳥取っぽくて好感度大◎でした!同じ米子市出身の格闘家武尊選手、同じ高校出身の珍獣ハンターイモトさんからも祝福のツイートがΣ(・□・;)。

 コロナパンデミックで地方の優位性が注目されるなか、鳥取出身者の活躍にますます元気をもらったhairdo6453でした☆彡。

*マラソン競技はそろそろ冬のオリンピック競技にしないと選手が可哀そうでは。。。

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Montjuic