24時間戦えません

 コロナウイルスの世界大流行から2年が経とうとしているが、世間(日本)は大きく変わってしまいました。世界の死者2.2億人、死亡者455万人。WHOは、ワクチン供給の不平等を非難しました。未曽有の危機の中、持てる者と持たざる者の格差は増大しているとの報道をよく耳にするのですが、自分自身はどちらだろう??。亡くなられた方のご冥福をお祈りしつつ、感染し、また後遺症で苦しんでおられる方の早期回復、経済的に困窮する人々、つながりを失った人々のために日々、何かできることを模索し実践する毎日です。一方で、コロナで得た教訓、時間、進歩は私にとっても社会にとっても大きなものでした。諸手を挙げて万歳ではなく、皆で共有できることは多いのではないでしょうか。「馬鹿、古臭い」と言われるかもしれないですが、家族(との時間)と自分(の健康)を社会のために奉納してきた10数年が終わり、何のために生きていくのかを真剣に考えるようになりました(考える余裕ができた)。

 就職氷河期世代の私は、コロナ前はまだ「スポ魂」や「リゲインのCM」に代表される「根性論」を引きずっていました(バブル期は小学生だったので、しつけに厳しかった父親の影響が大きかったのでしょう)(笑)。氷河期世代の後にはいわゆるゆとり世代が続くわけですが、彼らに「根性論」を押し付けるつもりはなく、自分的には「自分には厳しく、他人にはやさしく」を実践していたつもりでした。でも、そんなストイックな生活も2020年でお別れとなりました!!。30代で、労働組合長、園の父母会長、マンション理事長など強制的ボランティアをコンプリート。。。「女子トイレが和式しかない。汚い。」「更衣室にクーラーがない」「子供を預ける時間帯を延長してほしい」「災害備蓄コンテナの整備(保存水の備蓄とか)」などなど、ジェンダー、教育、環境などの諸問題を社会で、地域で肌で感じながら、いい勉強にはなりましたが、まー自分と家庭のことはほったらかし(笑)(;^_^A。

 職場から家が近いことから、365日、夜間・休日呼び出しに据えられたことを異常だとは当初思っていませんでした。。。365日、常に着信が来ていないか、数分おきに携帯を気にする生活。どんなに疲れていても着信音をMaxにして床に就く。。。徐々に電話のコールが空耳で聞こえるようになり、常に眠りが浅い状態であったことに、最近、気づいたのです。。。先輩から後輩に、順々と降りていくはずの役割を、後輩に引き継げないのも、氷河期世代の共通の悩みでしょうか(仕事が減らない、板挟み状態。よく言えば社会の黄金柱です)。癌家系なので、残りの人生はわかりませんが、24時間働いて寿命が縮まないように!ひろゆき氏の「1%の努力」が心に染み渡る今日この頃です。